石綿(アスベスト)の基礎知識

石綿(アスベスト)は、天然にできた鉱物繊維です。
熱に強く、摩擦に強く切れにくい、酸やアルカリにも強いなどの特性を持つことから、建材製品や工業製品として多くの用途で使用されてきました。
石綿(アスベスト)は、丈夫で変化しにくいため、吸い込んで肺の中に入ると組織に刺さり、15~40年の潜伏期間を経て、肺がん、悪性中皮腫(悪性の腫瘍)などの病気を引き起こすおそれがあります。また、目に見えないくらい細い繊維のために、気づかないうちに吸い込んでしまう可能性があります。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。
ご注意ください。
近年アスベスト除去業者には、適正な価格を応幅に割る業者が急増しています。
費用はアスベスト除去業者を選ぶ重要な指標ですが、これだけ危険なアスベストです。
費用が安いだけで除去業者を決めてもいいのですか、適正な価格を応幅に割ってしまえば当然、工事も粗悪になります。
例えば、隔離養生が完全ではない、アスベストが残っている、産廃物を適正な処分をしない又、隔離養生が完全でなければ(飛散や暴露)アスベストを空気中に撒き散らす事にもなります。これらのことを考え除去業者を選んでください。
一社だけの見積もりで工事を決めず、二社、三社と見積もりを取って納得の行くまで説明を聞き除去業者を選んでください。
石綿(アスベスト)の除去工事

アスベスト除去工事、建物調査依頼などお客様のご要望に応じご対応しています。
アスベスト除去工事は、大阪府を中心に関西エリアにおいて多くの実績があり、事前準備・調査においてもしっかりと行っています。
地球環境保全のため、迅速かつ丁寧なアスベスト除去工事を行なっていきますので、アスベストでお悩みの際はお気軽にご相談ください。
石綿(アスベスト)の除去工事
アスベスト除去工事の流れ
STEP1
ご依頼・ご相談
現場視察
実際に現場を見させていただき、ご依頼主のご意向をお聞かせいただきます。
お見積もり
ご意向を踏まえたうえで、お見積もりをご提出いたします。
施工内容のご説明
お見積もり内容についてご説明し、施工の詳細について綿密なお打合せを行います。
STEP2
事前準備~施工
1.事前準備
- ◆施工調査
- ◆工事計画・要領書準備 (施工着手14日前までに管轄官庁・労基署に書類提出)
- ◆必要機材・資材の準備
- ◆工事実施の看板表示
- ◆作業前アスベスト粉じん濃度測定
※粉じん濃度測定・・・・空気中に存在するアスベスト濃度を測定し、健康に問題のない基準値以下か測定します。
2.施工着手
- ◆施工前清掃
- ◆床部の隔離・壁部の隔離・その他(照明器具等)の養生
- ◆セキュリティーゾーンの組立・設置及び負圧除塵装置の設置
3.検査・確認
- ◆確認調査
4.除去作業・封じ込め作業
- ◆粉じん飛散抑制剤の散布・吹付けアスベストの除去、粉じん飛散防止処理剤の散布
- ◆粉じん飛散防止処理剤の散布によるアスベストの封じ込め
- ◆作業中アスベスト粉じん濃度測定 ※粉じん濃度測定・・・・空気中に存在するアスベスト濃度を測定し、健康に問題のない基準値以下か測定します。
アスベスト除去作業
アスベスト封じ込め作業
5.アスベスト処理
- ◆除去したアスベストの処理・搬出
- ◆除去したアスベストの一時保管
- ◆除去した面・隔離・養生シート面への粉じん飛散防止処理剤の散布
- ◆作業後アスベスト粉じん濃度測定
※粉じん濃度測定・・・・空気中に存在するアスベスト濃度を測定し、健康に問題のない基準値以下か測定します。
※隔離シート撤去前に実施。
6.検査・確認
- ◆確認調査
STEP3
施工完了~引き渡し
1.撤去作業
- ◆壁・床・その他の隔離・養生シートの撤去と清掃
- ◆廃石綿・隔離養生シート等の産廃物処理と清掃
- ◆隔離養生シート等の産廃物処理と清掃
2.引き渡し前最終確認
- ◆作業後アスベスト粉じん濃度測定
※粉じん濃度測定・・・・空気中に存在するアスベスト濃度を測定し、健康に問題のない基準値以下か測定します。
※隔離シート撤去前に実施。
3.引き渡し
- ◆引き渡し及び完了報告書の提出
STEP4
埋立処分~工事完了まで
1.埋立処分
- ◆許認可の受けた最終処分場にて埋立処分
2.報告書提出
- ◆マニフェスト返却・完了報告書作成と提出
3.工事完了
- 以上で工事完了となります。
