全体隔離工法

全体隔離工法

作業場の完全養生イメージ

作業場の完全養生

アスベストが外部に飛散しないよう床は0.15mmポリシート、壁は0.1mmポリシートで作業場と他の場所を完全に隔離します。また、作業場内部に、空調機械等の機械設備や移動が困難な家具等がある場合には、プラスチックシート等の養生材で覆うようにする。

セキュリティーゾーンの設置イメージ

セキュリティーゾーンの設置

作業場への作業者の出入り、機材や廃棄物等の搬出入を行うため、作業場の出入口にセキュリティーゾーンを設置する。
セキュリティーゾーンとは、アスベスト粉塵の外部への飛散を防止するために設置するもので、外部から作業場に向かって、更衣室・洗浄室・前室の3 室からなる。
作業者は、作業場の外に出る前に前室にて保護服を脱ぎ捨て、皮膚などに付いたアスベスト繊維等を洗浄室内のエアシャワーで落とす。

集塵・排気装置の設置イメージ

集塵・排気装置の設置

作業場の内部で掻き落とし等の除去作業をする場合、例え作業場が隔離されていても、わずかな隙間から外部へ飛散する可能性がある。
そこで負圧除塵装置を設置し、作業場内を負圧状態に保ち、これにより、セキュリティーゾーン経由で外部の新鮮な空気が作業場内へ送り込まれることになる。

アスベストの湿潤化イメージ

アスベストの湿潤化

除去作業開始前に集塵・排気装置を稼動状態にして、除去面に対して飛散抑制剤を噴霧して、アスベスト含有建材を湿潤化する。

除去作業イメージ

除去作業

アスベスト建材が十分に湿潤化した後、ヘラやワイヤブラシなどを用いて吹き付けアスベストの掻き落とし等の除去作業を行う。
切断・破砕等アスベストの飛散量が多い作業を伴う場合は、適宜、高性能真空掃除機等を用いて集塵を行う。
また作業者は、アスベストを吸い込まないように防塵マスクを使い、アスベスト繊維を通さない使い捨ての保護服を着用する。

アスベストの袋詰めイメージ

アスベストの袋詰め

除去したアスベストは、特別管理産業廃棄物に指定されており、厳重に管理しなければならない。
アスベストは、二重袋に詰め、アスベスト廃棄物と明示する。
これらのアスベスト廃棄物は、「廃石綿等」の許可を受けた収集・運搬業者の手で管理型最終処分場に運ばれ、埋め立てられる。

除去完了後の固化処理イメージ

除去完了後の固化処理

除去作業の完了後、作業場内の清掃を行う。
その後、取り残し等の最終点検を行い、問題がなければ、除去面及び隔離シートを飛散防止剤で固化処理する。

除隔離シート及び養生シートの撤去イメージ

隔離シート及び養生シートの撤去

使用の終わった工具類を搬出し、隔離シート及び養生シートを撤去する。
撤去した隔離シート及び養生シートは、除去した吹き付けアスベストと同様に二重袋に詰め、アスベト廃棄物と明示する。
最後に、セキュリティーゾーンを解体し、仕上の清掃を行う。

産廃処分

産廃処分

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